声の選び方

日本語のAIナレーションで声を選びたい|Murfは1社の声、Flikiは8社の声から選ばせます【2026年9月2日確認】

日本語のAIナレーションで声を選びたい|Murfは1社の声、Flikiは8社の声から選ばせます【2026年9月2日確認】

この記事の結論

  • Flikiの日本語13声は8社のモデルから集めたものです。どの声がどの社かは、一覧には出ていません。
  • 言い方を変える単位が違います。Murfは声に付くスタイルと調整、Flikiは台本の行ごとに30以上の感情スタイルです。
  • Flikiの試聴は、同じページが「登録不要」と書きながら一覧の直下に「Sign up to use these voices」と出しています。
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料金・機能は2026年9月2日時点で公式サイトを確認した内容です

公開: 2026年9月2日 執筆: アオマツ(Web制作・SEOを本業とするフリーランス)

日本語のAIナレーションを作ろうとすると、声の一覧で手が止まります。試聴するとどれも上手く聞こえて、決め手が見つかりません。

Murfの日本語のページと、Flikiの日本語の声の一覧を開いて読み比べました(2026年9月2日確認)。

差が出たのは声の数ではありませんでした。声をどこから連れてきているかと、言い方をどの単位で変えるかの2つです。

声の出どころが、1社と8社に分かれます

声の出どころの違い

左右2列の図。左のMurfの列は、会社を表す箱が1つあり、そこから矢印が下りて、同じ印を付けた声のカードが並び、下に「出どころは1社」のタグ。右のFlikiの列は、色の違う印を付けた会社の箱が8つ横に並び、その下辺をつないだ線の中央から矢印が1本下りて、印のない声のカードが同じ枚数並び、横に「どの声がどの社かは一覧に出ない」のタグ、下に「出どころは8社」のタグ。カードの枚数は声の本数を表していない。
同じ「日本語の声を選ぶ」でも、選ぶ先が1社の中か、8社を集めた中かで分かれます

Murfは自社のエンジンで作った声を並べています。Flikiは他社のモデルの声を1つの一覧に集めて選ばせます。

数だけを並べると、この差は見えません。日本語の声の数の比較はAIナレーションを日本語で作る記事にあります。

Murfの日本語の声は、40以上と書かれています

Murfの日本語のページは「Murf offers more than 40 Japanese AI voices」と書き、男性・女性・中性から選べるとしています(2026年9月2日確認)。

ただし、このページで数えられる日本語の声は4件だけでした。40以上という数を一覧で確かめることはできていません。

エンジンについては、日本語の読み上げが自社のFalconで動くと書いています。原文は「Murf’s Japanese text to speech runs on Falcon, its purpose-built TTS engine for production-grade voice applications.」です。

同じページには「Murf Speech Gen 2」という名前も出てきます。40以上の声のそれぞれがどちらで作られているかは、書かれていませんでした。

他社のモデルを混ぜているという記載は、私が読んだこのページにはありませんでした。

言い方は、3つのスタイルと、速さ・高さ・間のつまみで変えます

このページが日本語の声のスタイルとして挙げているのは3つです。

  • Formal=企業のナレーション・eラーニング向け
  • Conversational=ポッドキャスト・語学教材・キャラクター同士の会話向け
  • Announcer=広告・YouTube・プロモーション向け

3つが声ごとに付くのか、日本語全体の分類なのかは書かれていません。

調整については、ページが対象を書き分けています。原文は「Every voice has controls for speech rate, pitch, and pauses. It also allows for word emphasis and custom pronunciations.」です。

つまみが付くのは速さ・高さ・間の3つで、語の強調と読みの指定はそれとは別に用意されています。どれも収録し直さずに変えられるとしています。

Flikiの13声は、8社のモデルから集めたものです

Flikiの日本語の声の一覧は、日本語の声を13としています。原文は「13 neural voices across xAI, Microsoft, Google Gemini Flash, ElevenLabs, OpenAI, Amazon Polly, Inworld, and Qwen」です(2026年9月2日確認)。

8社の顔ぶれと料金プランの中身はFlikiの記事にまとめています。ここで見るのは、どの声がどの社のものかが一覧で分かるかどうかです。

どの声がどの社のものかは、一覧には出ていません

一覧に並ぶ13声に付いているモデルの区分は、Standard・Ultra-Realistic・Multilingualの3つです。2026年9月2日に数えた時点では、Standardが10、Ultra-Realisticが2、Multilingualが1でした。

提供元の名前は、個々の声には付いていません。使い方の手順のページは「Filter 13 japanese voices by gender, age, emotion, and provider」と書いています。

製品の中で実際に提供元で絞れるかは、契約して確かめてから書きます。少なくとも公開されている一覧を眺める段階では、その声がどの社のものかは分かりません。

同じページは「No per-provider account, no per-engine paywall」=提供元ごとの契約も、エンジンごとの追加課金も要らない、とも書いています。

言い方を変える単位が、声と行に分かれます

言い方を変える単位

左右2列の図。左のMurfの列は、1枚のパネルに「形式ばった読み」「会話ふうの読み」「アナウンスふうの読み」の3つのスタイル名が並び、その下に「速さ」「高さ」「間」の3本のつまみ、さらに下に別枠として「語の強調」「読みの指定」の2項目がある。右のFlikiの列は、マイクの絵から台本の5行へ線が伸び、各行の右端に「おだやか」「明るい」「ニュース」「ささやき」「怒り」の色違いのタグが付いている。
同じ「言い方を変える」でも、変える対象が声と行に分かれます

Flikiが数を大きく出しているのは、声の本数ではなく言い方のほうです。原文は「Pick from 30+ emotion styles per voice」で、calm・cheerful・news・narrative-professional・customer-service・whispering・sad・angryが例に挙がっています。

指定の単位も書かれています。「Tune emotion, pace, and pitch per line」=感情・速さ・高さを行ごとに指定します。

SSMLのような記法は要らないとしています。行単位の調整についてはFlikiの記事にも書きました。

MurfFliki
声の出どころ自社(日本語の読み上げはFalconで動く)8社のモデル
日本語の声の数ページの記載は40以上。同じページの一覧で数えられたのは4件13(一覧を数えて確認)
言い方のスタイルページが挙げるのは3つ。声ごとに付くかの記載なし声ごとに30以上と明記
指定する単位声。速さ・高さ・間のつまみと、強調・読みの指定台本の行ごと

台本の中で言い方を切り替えたいなら、選ぶ声は1つで足ります。13という本数は、この使い方では制約になりません。

声を取り替えて探すならMurf、行ごとに言い方を変えるならFliki

やりたいこと合うツール根拠
声そのものを取り替えて探したいMurfページが40以上と書いている。ただし同じページの一覧で数えられたのは4件で、40以上は確かめられていない(Flikiは一覧を数えて13)
1つの声で、台本の行ごとに言い方を変えたいFliki声ごとに30以上の感情スタイルを、行単位で指定できると明記

どちらも公式ページに書かれていることから引いた判断です。実際に聞いた音は入っていません。

本数で選ぶつもりなら、Murfの40以上は契約前に製品内の一覧で数え直したほうが確実です。

Murfの公式サイトで日本語の声の一覧を聞く(ページは「No sign-up required. Play it for free.」と書き、ダウンロードにはサインインが要るとしています。2026年9月2日確認)

Flikiの公式サイトで日本語の声を聞き比べる(登録なしの試聴について、同じページの中で表示が割れています。2026年9月2日確認)

Flikiの試聴が登録なしでできるかは、同じページの中で割れています

Flikiの一覧ページは、声のカードについて「Tap any card to hear a sample, no signup required.」と書いています。登録なしで聞ける、という案内です。

ところが13枚のカードのすぐ下には「Sign up to use these voices」と表示されています。同じページの中で、聞くのに登録が要るかどうかの表示が割れています。

どちらが実際の挙動かは、触っていないので決められません。無料で聞き比べるつもりで時間を取るなら、先に確かめる価値のある1点です。

Murfのほうは割れていません。ページの冒頭が「No sign-up required. Play it for free.」と書き、使い方の手順で「If you wish to download the AI voice, please sign in to Murf Studio.」と条件を足しています。

聞くところまではサインインなしで、持ち帰るところからサインインが要る、という書き方です。

無料プランの範囲と商用利用の条件は、3社ぶんをAIナレーションを日本語で作る記事に並べています。

ElevenLabsを含めて比べたいとき

ElevenLabsは、日本語が使えるかどうかが会社単位ではなくモデル単位で決まります。名前のよく似たモデルの中に、英語しか読まないものがあります。

モデルごとの対応言語と1回の文字数の上限はElevenLabsの日本語対応の記事に表で並べています。

実測が済んだら追記すること

この記事は公式ページの読み比べだけで書いています。実際に同じ原稿を読ませた記録はまだありません。

ツール確かめたいこと
2社同じ原稿での固有名詞と数字の読み崩れ
Fliki13声が、それぞれどの提供元のものか
Fliki試聴に登録が要るかどうかの決着
Murf日本語の声が実際に40以上あるか
Murf3つのスタイルが日本語でどれくらい変わるか

よくある質問

Flikiを使えば、ElevenLabsの声も使えますか

Flikiの公式ページは、8社の提供元の1つとしてElevenLabs Multilingualを挙げています。提供元ごとの契約は要らないとも書いています。

ただし、13の日本語の声のどれがElevenLabs由来かは一覧に出ていません。狙って選ぶことは、公開されている情報の範囲ではできません。

無料プランでも、作った音声を持ち帰れますか

Flikiの一覧ページは「Free MP3 audio exports have no watermark.」と書いています。音声のMP3には透かしが入らないという記載です。

同じページは、無料プランが月ごとのクレジット制であることと、動画として書き出すと透かしが入ることも書いています。作れる量には上限があります。

Murfはダウンロード自体にサインインが要ります。商用に使える権利は、2社とも有料プランで作った音声からです。

自分の声を登録して使えますか

Flikiは有料プランで、30秒のサンプルから登録できます。Murfは自分では申し込めず、問い合わせから始まります(2026年9月1日にヘルプセンターで確認)。

条件の読み比べは自分の声で読み上げさせる記事にあります。

この記事の数字の出所

Murf

Murfは、2026年9月2日に日本語の読み上げのページからHTML原文を取得しました。

40以上という数、3つのスタイルとその用途、速さ・高さ・間のつまみ、語の強調と読みの指定、Falcon、Speech Gen 2、試聴とダウンロードの条件、商用利用が有料プランからであることは、すべてこのページの記載です。

このページで数えられた日本語の声が4件だったことは、同じページの声の一覧を数えたものです。

Fliki

Flikiは、同じ日に日本語の声の一覧ページから取得しました。

13という数、8社の提供元、声ごとに30以上の感情スタイル、行ごとの指定、提供元での絞り込みの手順、無料のMP3に透かしが入らないこと、無料が月ごとのクレジット制であること、声の登録が有料プランからであることは、このページの記載です。

「Tap any card to hear a sample, no signup required.」と「Sign up to use these voices」も、同じこのページの中にある表示です。

一覧に並ぶモデルの区分がStandard・Ultra-Realistic・Multilingualの3つであることと、それぞれの件数は、同じページの一覧を数えたものです。

各ツールの詳細はMurfの記事Flikiの記事にあります。

改定を見つけたときは、本文と結論と確認日を同時に更新します。