顔出しなしの動画制作

顔を出さずに人が喋る動画を作りたい|アバターで作るか、ナレーションと画面で作るか

顔を出さずに人が喋る動画を作りたい|アバターで作るか、ナレーションと画面で作るか

この記事の結論

  • 分かれ目は画面に人を出すかどうかです。姿が要るならアバター、声と画面で足りるならナレーション型です。
  • HeyGenは同じ1分でも、選ぶモデルでクレジットの消費が変わります。分数だけでは見積もれません。
  • HeyGenとFlikiは商用利用が有料からです。HeyGenの無料プランは規約で非商用に限られています。
※本記事にはアフィリエイトリンクを含みます

料金・機能は2026年8月19日時点で公式サイトを確認した内容です

公開: 2026年8月19日 執筆: アオマツ(Web制作・SEOを本業とするフリーランス)

顔を出さずに人が喋る動画を作りたいとき、最初に決まるのは「画面に人が要るのか」です。ここが決まると、使うツールも料金の数え方も決まります。

方法は2通りあります。AIのアバターに喋らせるか、ナレーションを付けて画面のほうを見せるかです。

分かれ目は画面に人を出すかどうかです

画面に人を出すかどうかで分かれます

中央のひし形に「画面に人を出すか」。左下の枝が出すでアバター、右下の枝が出さないでナレーションと画面。
先にここを決めると、見る条件が半分になります
  • アバター型:人の姿が画面に出ます。話している人の映像が要る用途に向きます
  • ナレーション型:画面はスライドや素材で、声だけをAIが担当します

料金の減り方は、どちらも動画の長さと使う機能で決まります。アバター型では、選んだモデルによって1分あたりの消費が7倍近く変わります。

無料で試せる範囲も、商用に使える条件も別です。

アバターで作る場合、1分あたりの消費がモデルで7倍近く変わります

HeyGenの料金の単位はクレジットです。動画の本数でも分数でもありません。

そして、1分あたり何クレジット減るかは、選んだモデルによって変わります。公式のFAQに書かれている消費レートを分数に直して数えました。

使う機能・モデル1分あたりのクレジット確認日
Avatar III32026年8月19日
Avatar IV/V202026年8月19日
音声の吹き替え(リップシンクなし)22026年8月19日
動画の翻訳(リップシンクあり)52026年8月19日
Video Agent202026年8月19日

プランの料金は次のとおりです。

プラン月払い年払い時の月額含まれる量1本の長さ解像度
Free$0$0月3本1分公式に記載を見つけられませんでした
Creator$29$24月600クレジット30分1080pまで
Pro$49から$41から月1,000クレジットから30分4Kまで
Business$149+1席$20$119月1,500クレジット60分4Kまで

すべて2026年8月19日に公式料金ページで確認しました。日本語ページと英語ページの両方を見比べましたが、金額もクレジット数も一致しています。

日本語ページも表示はドル建てで、円の表記はありません。

月600クレジットのCreatorで作れる長さを、上の消費レートに当てはめます。Avatar IIIだけで作るなら200分、Avatar IV/Vだけなら30分です。

モデルを決めないと、そのプランで作れる長さは読めません。

Businessの追加席は、月払いで1席$20です。年払いのときの席の単価は、公式に記載を見つけられませんでした(2026年8月19日確認)。

契約前に決めるのは、プランよりモデルです。

公式の中で数字が割れている箇所

料金ページに埋め込まれたプランのデータで、Proの年払いの見出し額が$24/月と書かれています。一方、同じProの階層データは1,000クレジットの年払いを$41/月(年額$488)としています。

$24と$41で食い違っています。$24はCreatorの年払い額と同じ数字です(2026年8月19日確認。

日本語ページ・英語ページの両方に同じ形で存在)。

Proでは、年払いの月額を12倍した額と年額一括の表示もずれています。1,000クレジットの段は$41×12=$492に対して年額$488です。

CreatorとBusinessは一致するので、ずれているのはProの階層だけです。年払いの総額を見積もるときは、月額換算ではなく年額を見てください。

声と画面だけで作る場合

Flikiは、テキストから読み上げ音声つきの動画を作ります。画面はスライドやストックの素材で、人の姿は必須ではありません。

料金の単位はクレジットです。有料プランは、そのクレジットが年単位で付与されます。

プラン月額(年払い時)クレジット1本の長さアバター
Free$0月31分使えません
Standard$21年2,16015分ストックのアバターが一部
Premium$66年7,20040分すべてのAIアバターと写真アバター

プランの中身(クレジット数・尺・アバター・透かし・商用権)は2026年8月19日に料金ページで確認しました。金額は2026年8月9日確認のものです。

この日の料金ページは金額を後から読み込む作りで、8月19日の取得では金額そのものを読み取れませんでした。

Flikiでもアバターは使えますが、無料プランでは使えません。Standardでストックのアバターの一部、Premiumで写真から作るアバターまで広がります(2026年8月19日確認)。

消費の見積もりは公式の試算ツールが出します。5分の動画で2.5クレジット、つまり1分あたり0.5クレジットです。

この数字は、AI動画とアバターが動画全体の約25%に出る前提で計算されています。実際の消費はモデルと設定で変わる、と公式が但し書きを付けています(2026年8月19日確認)。

Flikiにも公式の中で割れている数字が2つあります。1つはPremiumの1本の長さで、プラン表では40分、FAQと見積もりツールでは30分です(2026年8月9日確認)。

もう1つは無料枠で、プラン表は月3クレジット、FAQは月5分ぶんの音声と動画です(2026年8月19日確認)。どちらも少ないほうで見ておくと外れません。

Flikiの無料プランを試してみる(クレジットカードの登録は不要です)

無料でどこまで作れるか

ここでもう1社、Synthesiaを並べます。HeyGenと同じく、アバターに喋らせる動画を作るツールです。

無料枠の単位はFlikiと同じクレジットですが、公式が「動画◯分」に換算した値を併記している点が2社と違います。

3社とも無料プランがあります。違うのは、無料で作れる量と、そこに付く条件です。

ツール無料で作れる量1本の長さ透かし・ロゴ商用利用確認日
HeyGen月3本1分入りますできません2026年8月19日
Fliki月3クレジット1分入りますできません2026年8月19日
Synthesia月1,200クレジット=動画10分公式に記載を見つけられませんでした入ります(書き出しは有料から)確認していません2026年8月19日

Synthesiaは、有料プランの機能一覧に「Basicに加えて」として動画のダウンロードとロゴの削除を挙げています。つまり無料では書き出せず、ロゴが入ります(2026年8月19日確認)。

商用利用の可否は利用規約まで確認していないので、ここでは書きません。

HeyGenの透かしについては、削除できるのが有料プランからだと公式が示しています。無料プランのまま透かし入りで書き出せるかどうかは、公式に明言を見つけられませんでした(2026年8月19日確認)。

無料で試して書き出しまで進めたい場合は、ここが読み取れないままです。

HeyGenとFlikiは、無料で作ったものを仕事に使うことができません。使う段階になると有料に移ります。

自分の顔をアバターにするには同意動画が要ります

自分の顔をアバターにするまで

左から右へ4つの箱。指定された文を読む、30秒以内の動画を撮る、毎回提出する、アバターができる。3つ目に毎回の輪の矢印が付いている。
他人の顔で作るなら、その本人が撮る必要があります

料金より先に引っかかるのがここです。

HeyGenは、動画から作るデジタルツイン(自分の分身にあたるアバター)を作るたびに、短い同意動画の録画を求めます。公式ヘルプによると、これはAIの安全対策に沿うための手順です。

本人が知らないうちにアバターが作られないようにするためのものだと書かれています(2026年8月19日確認)。

条件は次のとおりです。

  • 画面の同意文を一字一句そのまま読み上げる(コードがあれば声に出す)
  • 長さは30秒以内です
  • アバターの素材と同時に提出します
  • 提出は3通り(動画をアップロード・PCのカメラ・QRからスマートフォン)

他人の顔でアバターを作る場合は、その本人が自分で同意動画を録る必要があります。同席は要りません。

QRコードを渡せば、手元のスマートフォンから提出できます。同意動画の人物とアバター素材の人物が違うと通りません。

画面録画の提出も受け付けられません(2026年8月19日確認)。

公式のコンテンツモデレーションポリシーも、本人の明示的な同意なく実在の人物を表すアバターを作ることを禁じています。著名人や公人も対象です。

社内の誰かに出てもらう予定があるなら、その人の30秒を先に押さえておくと後戻りしません。

商用利用はどこから許されるか

HeyGenは規約で有料と無料を分けて書いています。

有料プラン(Creator・Pro・Business)については、生成物を自分の目的で使うことを制限しないと書かれており、商用目的も含むと明記されています。

無料プランについては、生成物に与えられるのが個人・非商用・社内評価の目的に限った権利だと書かれています。

販売・サブライセンス・再配布・収益化のほか、商業活動・広告・クライアントワーク・収益を生む製品やサービスに使うことも禁止されています(2026年8月19日確認)。

Flikiは商用の権利がStandardから付きます。無料プランのみ対象外です(2026年8月19日確認)。

もう1つ、料金とは別に見ておく条項があります。HeyGenの規約には、有料プランでも、投稿したコンテンツをHeyGen側がAIや機械学習モデルの学習に利用できるとするライセンス条項が同居しています(2026年8月19日確認)。

素材に社外へ出せないものを含める予定があるなら、ここを先に読んでおきます。

日本語で使えるか

HeyGenは日本語の読み上げに対応しています。公式のText to Speechのページに、1つの英語スクリプトが同じセッションでスペイン語・日本語・ヒンディー語・アラビア語のナレーションになる、と書かれています。

動画の翻訳でも日本語が対応言語に入っています。日本語から英語、英語から日本語の専用ページもあります。

公式サイトには日本語版があります(2026年8月19日確認)。

ただし日本語版を確認できたのは、料金や機能を説明する公式サイト側です。ログインしてから使う操作画面(app.heygen.com)が日本語化されているかは、確認できていません。

対応言語数は公式の中で割れています。翻訳と読み上げのページと料金ページは「175以上の言語と方言」、アバターのページは「70以上の言語と175以上の方言」です。

同じ175という数字が、一方では言語と方言の合計、他方では方言だけの数として使われています(2026年8月19日確認)。

日本語のボイスが何種類あるかは、公式のページで見つけられませんでした。ボイスの総数は「300以上」と「1,000以上」の記載があり、これも呼び方が揃っていません。

Flikiの日本語ボイスは13種類です(2026年8月9日確認)。詳しくはFlikiの記事にまとめています。

Synthesiaも翻訳の対応言語に日本語が含まれます。ただしサイトの言語切り替えに日本語がなく、公式サイト自体は日本語化されていません(2026年8月19日確認)。

用途別の選び方

やりたいこと効いてくる条件条件に合う方法
無料のまま人の姿を画面に出したい無料プランでアバターを使えるHeyGen(ストックのデジタルツイン500種以上。ただし無料のまま書き出せるかは公式に明言がありません)。Flikiは無料ではアバターを使えず、Synthesiaは無料では書き出せません
1本30分の動画を作りたい1本あたりの長さの上限HeyGen Creator(30分)かFliki Premium(プラン表40分・FAQ30分)。Fliki Standardは15分で足りません
画面はスライドや素材でよく、声だけ人にしたい人の姿を出さずに組み立てられるナレーション型(Fliki)
自分や社内の人の顔で、動画から作るアバターを用意したい顔の動画からデジタルツインを作れるHeyGen(30秒の同意動画が毎回必要)。写真から作るアバターならFliki Premiumにもあります
費用をかけずに試したい無料プランがある3社とも用意されています(透かし・ロゴが入ります。Synthesiaは無料では書き出せません)
作ったものを仕事で使う商用利用の権利HeyGenはCreatorから、FlikiはStandardから(Synthesiaは確認していません)

Flikiの料金プランを確認する(プランの内容と価格は改定されることがあるため、契約前に公式で見るのが確実です)

HeyGenの料金は公式の料金ページで確認できます。

よくある質問

顔出しなしの動画を作るのに、結局どちらが安いですか

作る長さと、画面に人を出すかで変わります。人を出さないなら、FlikiのStandardは年2,160クレジットです。

公式の試算ツールの1分0.5クレジットで割ると年4,320分、公式FAQの前提にあたる1分1クレジットで割ると年2,160分です(試算ツールは2026年8月19日、FAQ側は2026年8月9日確認。

この2つが公式の中で割れている点はFlikiの記事に書いています)。

人を出すなら、HeyGenのCreatorは月600クレジットで、Avatar IIIなら200分、Avatar IV/Vなら30分です(2026年8月19日確認)。同じ月額でも作れる長さが変わるので、金額だけを横に並べても比べられません。

無料プランで作った動画を、仕事に使えますか

HeyGenとFlikiでは使えません。HeyGenの無料プランは規約で個人・非商用・社内評価の目的に限られています。

Flikiは商用の権利がStandardからです。どちらも透かしが入ります(2026年8月19日確認)。

自分の顔を登録せずに、人が喋る動画を作れますか

作れます。HeyGenには500種類以上のストックのデジタルツインがあり、無料プランからアクセスできます(2026年8月19日確認)。

自分の顔を使う場合だけ、同意動画の録画が要ります。

日本語の読み上げは自然ですか

この記事では書けません。同じ原稿を各ツールに読ませた比較を、まだ実施していないためです。

HeyGenとSynthesiaは、日本語ボイスの種類数も公式ページで確認できていません。実際に聞き比べた記録は、音声側の記事であるAIナレーションを日本語で作る記事に追記していきます。

アバターに喋らせる動画は、1本何分まで作れますか

HeyGenは無料が1分、CreatorとProが30分、Businessが60分です。Flikiは無料が1分、Standardが15分、Premiumがプラン表で40分です。

Premiumの40分は公式FAQと見積もりツールでは30分になっており、公式の中で割れています(HeyGenとFlikiの尺は2026年8月19日、Flikiの割れは2026年8月9日確認)。

この記事の数字の出所

HeyGenの料金・クレジットの消費レート・無料プランの範囲・日本語対応・商用利用の条件は、2026年8月19日に公式の料金ページ(日本語版と英語版の両方)・利用規約・コンテンツモデレーションポリシー・ヘルプセンターで確認しました。

同意動画の条件は同日に公式ヘルプの該当記事で確認しています。Synthesiaの料金と日本語対応は2026年8月19日に公式料金ページと言語ページで確認しました。

Flikiのプランの中身は2026年8月19日、金額とクレジットの消費に関する記載は2026年8月9日に公式サイトとヘルプセンターで確認しています。

各ツールの詳細はFlikiAIナレーションを日本語で作るナレーションを用意したいにまとめています。

改定を見つけたときは、本文と結論と確認日を同時に更新します。