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n8nの料金|プランの選び方とexecutionの試算【月払い・年払いの実額つき】

n8nの料金|プランの選び方とexecutionの試算【月払い・年払いの実額つき】

この記事の結論

  • 料金ページに最初に出る金額は、年払いを選んだときの月額です。月払いに切り替えると上がります。
  • プランを分けているのは実行数だけではなく、同時に動かせる数と履歴の保持期間で先に詰まります。
  • クラウドで選べるのはStarterとProの2つだけで、Businessはセルフホスト専用です。

料金・機能は2026年8月9日時点で公式サイトを確認した内容です

公開: 2026年8月9日 執筆: アオマツ(Web制作・SEOを本業とするフリーランス)

n8nの料金ページを開くと、いちばん左に「20€/mo」と出ます。これは年払いを選んだときの月額です。

月払いに切り替えると€24になります(2026年8月9日に切り替えを操作して確認)。

プランを分けているのは実行数だけではありません。同時に動かせる本数、履歴が何日残るか、共有できるプロジェクトの数。

実行数はまだ余っているのに、これらが先に上限へ当たることがあります。

n8nがどんなツールなのか、Zapier・Makeとの数え方の違い、セルフホストのライセンスはn8nとは?の記事にまとめています。ここでは金額とプラン選びだけを扱います。

私はn8nをこれから検証する立場です。実際の請求書や使用量画面のように、契約しないと確認できないことは「実測後に追記」と明示し、推測では埋めていません。

n8nの料金プラン一覧【2026年8月9日時点】

プラン月額(年払い時)月額(月払い時)月間の実行数動かす場所
Community Edition€0€0制限なしセルフホストのみ
Starter€20€242,500n8nのクラウド
Pro€50€6010,000n8nのクラウド
Business€667€80040,000セルフホストのみ
Start-up€333€40040,000セルフホストのみ
Enterprise個別見積個別クラウド/セルフホスト

ユーザー数とワークフロー数はどのプランも無制限で、連携先も全プランで全部使えます。プランで変わるのは、実行数と運用まわりの上限です。

金額はユーロ建てなので、円で見たときの金額は為替で動きます。

年払いと月払いで17%変わります

料金ページの切り替えは「Monthly」と「Annually(Save 17%)」で、初期表示は年払い側です。

実額でも、Starterは€20対€24、Proは€50対€60、Businessは€667対€800で、いずれも約17%の差でした(2026年8月9日確認)。

ただし年払いは1年ぶんの前払いです。使い続けるか決めきれていない段階なら、月払いで数ヶ月動かしてから年払いに移るほうが安く済むことがあります。

Businessはセルフホスト専用です

料金ページのBusinessプランには「Self-hosted」と書かれています。Start-upプランのページにも「Businessプランは現在セルフホストのデプロイでのみ利用できます」と明記があります(2026年8月9日確認)。

サーバーの面倒を見たくない人がクラウドで選べるのは、StarterとProの2つだけです。クラウドの上限はProの月10,000実行です。

そこを超える規模になったら、セルフホストに移るかEnterpriseに問い合わせます。プランの階段を上り続けることはできません。

自分に必要な実行数の見積もり方

n8nの課金単位はexecutionで、ワークフロー全体が1回動いたら1です。中に何ステップあっても、何件処理しても1回は1回。

手で動かすテスト実行は数えません(数え方の詳しい仕様はn8nとは?の記事にまとめています)。

公式は見積もりの方法として、すでに使っているなら実行ログを見ること、これからならユースケースを書き出して発火回数を数えることを挙げています。公式が例に出している数字はこの2つです。

  • 毎日1回のスケジュール:月30回から31回
  • 5分おきのスケジュール:月およそ8,600回から8,900回

実行頻度別の目安

上の数字を自分の作りたいものに当てはめます。

動かし方月間のおおよその実行数Starter(2,500)で足りるか
毎朝1回のレポート30足ります
1時間おきのチェック720足ります
15分おきのチェック約2,9001本で超えます
5分おきのチェック8,600〜8,900Proでも1本で足りません
問い合わせフォームのWebhook月間の送信数と同じ送信数しだい

短い間隔のスケジュールを1本置くだけで、桁がひとつ変わります。逆に、日次・週次のバッチ処理を何本並べても2,500には届きません。

プランを決めるのは、作る本数ではなく回す頻度です。

間隔を詰める前に、ポーリング型やWebhook型のトリガーに替えられないかを確認してください。新着があったときだけ数えるポーリングと、呼ばれたときだけ数えるWebhookは、空振りのぶんを払わずに済みます。

実行数以外にプランを分ける4つの上限

実行数のほかに、プランを分ける上限が4つあります

道の上に4つの門が並ぶ。左から同時に動かせる数、履歴の保つ期間、使える人の数、共有の範囲。荷物が最初の門の手前で止まっている。
実行数が足りていても、この4つのどれかで先に詰まります

料金ページの比較表には、実行数以外の上限も並んでいます。実務で先に当たるのはむしろこちらです。

項目StarterProEnterprise
同時に動かせる実行数520200以上
保存される実行の件数2,50025,00050,000
保存実行のストレージ2.5GB25GB50GB
実行ログの保持期間7日30日無制限
ワークフロー履歴の保持1日5日365日以上
共有プロジェクト13無制限
ユーザー数無制限

(公式の比較表はStarter・Pro・Enterpriseの3列構成です。Businessの数値はこの表には並んでいません)

同時実行数はStarterで5です

Starterは同時に5本までです。処理に時間のかかるワークフローがあると、ここが先に効いてきます。

たとえば1回3分かかる処理を5分おきに回しつつ、別の重い処理も並走させるような組み方をすると、実行数の枠より先に同時実行の枠に当たります。

「履歴」は2種類あります

名前も、残る日数も別です。

名前何の記録か何のために見るかStarterPro
実行ログの保持期間動いた結果何が流れたか、どこで落ちたか7日30日
ワークフロー履歴ワークフローのバージョン壊した設定を前の版に戻す1日5日

Starterのワークフロー履歴は1日です。昨日の状態に戻したくなったときには、もう残っていません。

制作の途中はJSONで手元に書き出してください(書き出し方は使い方の記事にまとめています)。

上限を超えるとどうなるか

上限を超えたときに起きること

3段の図。枠の中は流れがまっすぐ通り、枠を使い切ると途中に遮断バーが下りる。そこから次の期間まで待つか、プランを上げるかに分岐する。
止まる場所を知っておくと、当日に慌てません

超過の扱いは、上限の種類によって違います。公式に書いてある範囲と、書いていない範囲を分けて示します。

保存の上限を超えたとき

保存される実行の件数・ストレージ・保持日数については、公式FAQに「上限に達しても、ワークフローが動かなくなることはありません。保持される履歴の量が変わるだけです」と書かれています。

件数・容量・日数のうち最初に到達したものを基準に、古い実行から消えていく仕組みです(2026年8月9日確認)。

実行数の超過

公式FAQが超過の扱いを説明しているのは、BusinessプランとEnterpriseプランについてだけです。内容は次のとおりでした。

  • 超過してもワークフローは止まらない
  • 上位の使用量ティアに上げない場合、超過分が課金されることがある
  • 上限が近づくと営業から連絡が来る
  • 返答もアップグレードもない場合、超過分は発生から45日後に自動で請求される
  • Businessの超過単価は、300,000実行ごとに€4,000

一方、StarterとProで月の実行数を超えたときにどうなるかは、公式の料金ページからは確認できませんでした。止まるのか、超過課金なのか、翌月まで待つのかが書かれていません(2026年8月9日時点)。

実測後に追記 Cloudのトライアルで実行数を上限まで使い、StarterとProで超過したときに何が起きるか(止まるのか、課金なのか)を使用量画面のスクリーンショットつきで追記します。あわせて、請求画面での税の扱いと円換算額も確認します。

無料で試せる範囲

クラウドの無料トライアル

StarterまたはProでトライアルを始めた場合、公式FAQによると使えるのは次の内容です(2026年8月9日確認)。

  • Proプランの機能すべて(グローバル変数、Insights、管理者ロールを含む)
  • Starterプランのリソース上限(同時実行5・2,500実行など)
  • AIアシスタントのクレジット800

つまり「機能はPro、枠はStarter」という組み合わせです。トライアル中にPro固有の機能を試して判断できる一方、実行数の感覚はStarterのものになります。

クレジットカードが不要なのはStarterとProのトライアルだけで、Businessのトライアルはカードが必要です。Businessのトライアル期間は14日間と明記されています。

トライアル中に使える実行数は、公式の中で数字が揃っていません。料金ページのFAQは2,500、公式ドキュメント側のトライアル説明は1,000です(使い方の記事でも触れています)。

どちらが適用されるかは、アカウントの画面を見ないと分かりません。

セルフホストのCommunity Edition

自分のサーバーに入れて動かすCommunity Editionは、ライセンス料が0円で実行数の制限もありません。無料なのはライセンス料だけで、サーバー代・構築の時間・更新とバックアップの手間は別にかかります。

この損益分岐はn8nとは?の記事のセルフホストの節にまとめています。

見落としやすい割引:Start-upプラン

Businessプランが50%オフになる制度です。専用ページに条件が書かれています(2026年8月9日確認)。

  • 金額:年払いで月€333、月払いで月€400(Businessの€667・€800の半額)
  • 実行数:月40,000(Businessと同じ)
  • 機能:Businessプランの全機能
  • 条件:従業員20人未満、かつ調達総額€5M未満
  • 期間:1年間。条件を満たし続けていればそれ以上も可

フリーランスや小さな会社なら、従業員数と調達額の条件はたいてい満たします。Businessの機能が必要になったら、正価の€667を見て諦める前にこの制度を確認してください。

ただしBusinessと同じくセルフホスト専用です。

AIアシスタントのクレジット

プレビュー版のAIアシスタントは全クラウドプランに含まれます。月のクレジットはプランごとに決まっていて、Starterは2,300、Proは5,700または13,700(プランのサイズによる)、トライアルは800です。

注意点が3つあります。繰り越しはできません。

追加購入もできません。増やす方法はプランを上げることだけです。

トライアルの800も、トライアルが終わると失効します。

受託・制作で使う前に確認しておくこと

私はクライアントのサイト制作を本業にしているので、ツールを業務に入れる前に必ず見る項目があります。n8nの料金ページとFAQで確認できた範囲は次のとおりです。

データの保存場所。クラウドプランのデータはEU圏内、ドイツのフランクフルトのサーバーに保存されると明記されています。

セルフホストなら自分が置いた場所です。顧客データを扱う自動化では保存先を聞かれるので、答えを用意しておいてください。

請求書払いと銀行振込。対応しているのは年払いのBusinessプランとEnterpriseだけです。

Starter・Proでは選べません。経理の都合でカード決済が難しいなら、入口のプランでは要件を満たせません。

解約と返金。月契約はいつでも解約でき、その請求期間の終わりで終了します。

年契約の解約が効くのは年度末です。公式に「日割りの返金は行わない」と書かれています。

年払いの17%引きは、途中でやめる可能性まで含めて判断してください。

ライセンスキーの数え方(セルフホストの有料プラン)。1つのキーを何台のインスタンスにでも適用できますが、使用量は全台の合算でカウントされます。

開発用と本番用を分けて立てるなら、合算されることを前提に実行数を見積もってください。また、キーは毎日n8nのライセンスサーバーと通信して有効性を保つ仕組みで、この通信には本番実行数が含まれます。

テレメトリの収集は既定で有効ですが、無効にすることもできます。

結局どのプランを選ぶか

判断の順番に並べるとこうなります。

見るところ効き方
1サーバーの面倒を見たくないか見たくないならクラウド。選択肢はStarterかProの2つです
2月の実行数を数える短い間隔のスケジュールが1本でもあるかどうかで、桁が変わります
3同時実行数を見る処理の重いワークフローを並走させるなら、Starterの5本は早めに当たります
4チームで使うか共有プロジェクトはStarterで1つ、Proで3つです
5Businessの機能が要るか要るなら先にStart-upプランの条件を確認します。従業員20人未満・調達€5M未満なら半額です

ひとりで日次・週次の自動化を回すだけならStarterで足ります。分単位の監視や、人数のいるチームでの運用が入ってくるとProです。

迷ったら、カード不要のトライアルで1ヶ月ぶんの実行数を測ってください。手で動かすテスト実行は枠を減らさないので、作り込みの期間は枠を気にせず回せます。

よくある質問

n8nの料金は月いくらからですか?

クラウドのStarterプランが、年払いで月€20、月払いで月€24からです(2026年8月9日時点)。この金額に月2,500回の実行が含まれます。

セルフホストのCommunity Editionを自分のサーバーで動かす場合は、ライセンス料は0円です。

料金ページの€20は月払いの金額ですか?

いいえ、年払いを選んだときの月額です。料金ページの初期表示が年払い側になっているためで、月払いに切り替えると€24になります。

年払いと月払いの差はどのプランも約17%です。

Starterの2,500実行を超えるとどうなりますか?

公式の料金ページには記載がありません。超過の扱いが説明されているのはBusinessとEnterpriseだけで、こちらは止まらずに超過課金の対象になり、Businessなら300,000実行ごとに€4,000と明記されています。

StarterとProの扱いは、2026年8月9日時点では確認できていません。

実行の履歴が消えるとワークフローも止まりますか?

止まりません。保存される実行の件数・容量・保持日数のいずれかが上限に達すると、古い実行の記録から順に消えていくだけだと公式FAQに書かれています。

クラウドでいちばん大きいプランはどれですか?

Proです。Businessプランはセルフホスト専用と公式に明記されているため、クラウドで選べるのはStarterとProの2つになります。

Proの月10,000実行を超える規模になった場合は、セルフホストに移るかEnterpriseに問い合わせる形になります。

更新履歴

日付変更
2026年8月9日初版公開。料金・上限・FAQは同日時点で公式サイト(料金ページ、Start-upプランのページ)を確認。

この記事を書いた人

アオマツ。Web制作とSEOを本業とするフリーランスです。

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