Framer

Framerとは?料金プラン・日本語対応・移行の注意点【2026年6月改定後の料金で解説】

料金・機能は2026年7月22日時点で公式サイトを確認した内容です

公開: 2026年7月22日 執筆: 青松(Web制作・SEOを本業とするフリーランス)

Framerについて調べ始めると、名前のよく似た別物が次々に出てきます。Reactのアニメーションライブラリとして知られた「Framer Motion」、公式のように見えるドメイン「framer-ai.com」、そして「Figmaの代替」と紹介されていた数年前のFramer。どれも、いま「framer」で検索してたどり着きたいものとは別物です。

この記事で扱うのは、framer.com が提供しているノーコードのWeb制作ツールとしてのFramerです。デザインツールのようなキャンバスでページを作り、それをそのまま本番のWebサイトとして公開・運用できます。

先に伝えておきたいことがひとつあります。Framerは2026年6月に料金体系を大きく変えました。プランが減り、席の価格が半分になり、AIクレジットという従量の考え方が入りました。日本語の解説記事には、この改定前の情報がまだ多く残っています。この記事の料金は、2026年7月22日に公式の料金ページを開いて確認した内容です。

なお、運営者はWeb制作を本業にしていますが、Framerの検証サイトはこれから作るところです。実際に触らないと書けない項目(クレジットの実消費、管理画面の言語、権限移管の挙動)は「実測待ち」と明示し、推測で埋めていません。実測が済み次第、この記事を更新します。

Framerはどんなツールか

Framerは、Figmaに近い操作感のキャンバスでデザインし、そのデザインがそのまま公開できるWebサイトになるツールです。デザインデータを作って終わりではなく、ホスティング、CMS、フォーム、SEOの基本設定までFramer側に揃っています。作ったものを別のサーバーへ書き出して運ぶのではなく、Framerの上で公開して運用し続ける。この「デザインがそのまま本番」という一体構造が、デザインデータ止まりのツールとの根本の差です。

Framer Motion(現 Motion for React)とは別物です

ReactのアニメーションライブラリだったFramer Motionは、現在は「Motion for React」と名前を変えて motion.dev で提供されています(公式ドキュメントに “Motion for React (previously Framer Motion)” と明記。2026年7月22日確認)。もともとFramer社から生まれたライブラリなので名前が似ていますが、この記事で扱うWeb制作ツールとは別のプロダクトです。「framer 使い方」で調べていてReactのコードが出てきたら、それはMotion側の情報です。

検索結果には framer-ai.com という、公式に見えるドメインのサイトが混ざることもあります。Framerの公式ドメインは framer.com です。

「Figmaの代替」だった頃のFramerとの違い

数年前まで、FramerはFramer Xという名前のプロトタイピングツールでした。当時の記事や記憶で「デザインの試作を作る道具」と理解していると、いまのFramerを誤解します。現在のFramerが作るのは試作ではなく、検索エンジンにインデックスされ、独自ドメインで運用される本番のWebサイトです。

Framerでできること

デザインとアニメーションの自由度

キャンバス上で要素を直接置いて組むスタイルなので、テンプレートの枠に縛られないレイアウトが作れます。スクロールに連動する動きやホバー時の変化も、コードを書かずに設定できます。

CMSでブログやお知らせを運用する

記事一覧と記事詳細のような繰り返しのコンテンツは、CMSコレクションとして管理します。プランによって使えるコレクション数が変わり、後述する料金プランの分かれ目のひとつです。

AIによるページ生成と編集

プロンプトからのページ生成やレスポンシブ調整をAIに任せられます。2026年6月の改定からはクレジット消費型になりました。消費の目安と「実際どれくらいで尽きるか」は、この記事の後半にクレジット専用の節を置いています。

多言語サイトのローカライズ

公式ヘルプには238の言語と地域バリアントに対応するとの記載があります(2026年7月22日確認)。ただし取得できた対応言語の一覧は部分的な表示で、日本語ロケールが明示されているかまでは確認できていません。ローカライズ機能自体は、料金ページでは追加課金のアドオンとして載っています。

公開からSEOの基本設定まで一体

公開はFramerのホスティングにそのまま載ります。ページごとのタイトル・ディスクリプションやOGPの設定もFramer内で完結します。サーバーの契約や保守という工程が最初からありません。

Framerの料金プラン【2026年7月22日時点】

公式の料金ページは、年払いを選んだときの月額で表示されています。プランの料金と、編集する人を追加するときの席の料金が別建てなので、分けて載せます。

プラン月額(年払い表示)主な内容
Free$0Framerドメインでの公開のみ(独自ドメイン不可)、帯域1GB、AIクレジット500(付与サイクルは後述のとおり公式内で表現が揺れています)
Basic$10独自ドメイン、CMSコレクション2、帯域50GB、ページ上限30、AIクレジット月1,000
Pro$30CMSコレクション10、帯域100GB、リダイレクト、ステージング環境、ブランチとプレビュー、ページ上限150(以降100ページごとに$20・最大700)、AIクレジット月3,000
Enterprise個別見積各種上限のカスタム、SSOなど

席の料金(プラン料金とは別):

席の種類料金
追加エディタ$20/月
Content editor(CMSの編集のみ)$10/月
Viewer(閲覧のみ)無料

月払いを選んだときの実額と、日本からのアクセスで円建て表示になるかは、公式では確認できませんでした。第三者の記事には円建ての金額が載っていることがありますが、公式一次で確認できていないため、この記事には載せません。

無料プランでどこまでできるか

実質の壁は独自ドメインが繋げないことです。公開はFramerのサブドメインに限られ、帯域も1GBです。一方で公式FAQによると、無料プランでもCMSコレクション10、1,000ページ、サブスクリプションのないワークスペースで3人までの共同編集が使えます(2026年7月22日確認)。学習と検証には十分な広さで、仕事のサイトを載せる段階になったら有料プランという線引きです。

BasicとProの分かれ目

CMSコレクション数(2と10)、ページ上限(30と150)、そしてリダイレクト・ステージング環境の有無です。ブログを本格運用するならコレクション数が、既存サイトからの移行ならリダイレクトの有無が効きます。リダイレクトがProからという事実は、後述する移行の節の分岐点です。

見落としやすい追加費用

プラン月額のほかに、編集する人が増えるごとに席の料金がかかります。フルの編集権限は$20/月、CMSの記事更新だけなら$10/月のContent editorで足ります。Proのページ上限150を超えると100ページごとに$20、ローカライズなどのアドオンも別課金です。ひとりで作るうちはプラン月額だけで見積もれますが、複数人で運用する前提なら席の分を最初から足しておく必要があります。

2026年6月の改定で何が変わったか

公式ブログ(2026年6月16日付)で発表された内容は次のとおりです。

  • Scaleプランの廃止(有料プランはBasicとProの2本に)
  • エディタ席の値下げ:$40 → $20/月
  • Content editor席($10/月)の新設
  • Basicの強化:CMSコレクション1→2、帯域10GB→50GB
  • AIクレジットの導入(Free 500/Basic 月1,000/Pro 月3,000)

改定前の日本語記事には、Scaleプランが現行プランとして載っていることがあります。いま料金を調べるときは、その記事がこの改定の後に書かれたものかを最初に確かめてください。

Framerは日本語で使えるのか

この問いは二つに分けて答える必要があります。「管理画面(エディタ)が日本語か」と「日本語のサイトを作れるか」は別の話です。

管理画面の言語

「エディタのUIは英語のみ」と書いている日本語記事は複数ありますが、それを明記した公式の一次情報は確認できませんでした。実機で確かめてから書きます。

実測後に追記 設定画面のスクリーンショットと、UI言語に日本語の選択肢があるかどうかを追記します。

日本語サイトの制作と公開

作るサイト側を日本語にすることについて、制限があるという公式記載は見つかっていません。ただし、日本語フォントの選択肢や約物・禁則の扱いは、実際に組んでみないと評価できません。

実測後に追記 検証サイトを日本語で1本組み、使える日本語フォントの範囲と、日本語組版で気になった点を追記します。

日本語の情報とサポートの現状

公式の料金ページ・ヘルプ・ブログは英語です(2026年7月22日の確認時点で、いずれも英語表示でした)。日本語の公式発信としてはFramer Japanのnoteがあります。困ったときに当たる一次情報は英語ドキュメントという前提でいたほうが安全です。翻訳ツールで読める範囲ではありますが、この「情報が英語側に集まっている」状態は、後述する国産ツールとの比較で効いてきます。

Framerの始め方(最短ルート)

無料プランでサイトを1枚公開するまで

アカウントを作ると、テンプレートから始めるか、AIにページを生成させるか、白紙から組むかを選べます。編集が済んだらPublishボタンで公開です。無料プランではFramerのサブドメインでの公開になります。まず無料の範囲で1枚公開してみて、操作感が合うかを確かめてから有料プランを検討する順番が安全です。

独自ドメインを繋ぐときに詰まりやすい箇所

独自ドメインは有料プラン(Basic以上)からです。接続にはDNSのレコード設定が必要になるため、すでにメールなどで運用しているドメインを繋ぐ場合は、既存のレコードを消さないよう注意が要ります。なお、年払い契約には.comドメインが1本付くという記載が料金ページにあります(2026年7月22日確認)。手持ちのドメインを繋ぐ具体的な手順は、検証サイトで実測してから追記します。

Webflow・STUDIO・WordPressとの違い

他社の料金は各社の公式を確認日つきで確かめてから載せる方針のため、ここでは金額の比較はせず、構造の違いだけを書きます。

Webflowとの違い

同じ海外製のノーコードWeb制作ツールで、比較されることが最も多い相手です。WebflowはCSSの考え方(クラス設計)を持ち込んだ組み立てで、自由度が高い代わりに学習の勾配が急です。Framerはデザインツール寄りの直感的な操作に振っており、デザイナーがそのまま触れることを優先しています。作り込みの細かさで選ぶならWebflow、デザインから公開までの速さで選ぶならFramerという分かれ方です。

STUDIOとの違い

STUDIOは国産で、エディタも公式ドキュメントもサポートも日本語です。日本語の情報量と国内サポートをどれだけ重視するかが、いちばん大きな分かれ目になります。Framer側の強みは、アニメーション表現の幅とAIによる生成・編集です。制作の主導権を持つ人が英語の一次情報を読めるかどうかも、実務では選定基準になります。

WordPressとの違い

WordPressは自分でサーバーを用意して載せるオープンソースのCMSです。サーバー契約、プラグイン管理、更新の保守を自分で持つ代わりに、データも運用の自由も自分のものです。Framerはホスティング一体型で保守の工程がない代わりに、作ったサイトをFramerの外へ書き出して運ぶ運用は想定されていません。既にWordPressで運用しているサイトを移す判断には、この違いがそのまま移行コストとして跳ね返ります。

クライアント案件でFramerを選ぶ前に確認すること(実測待ち)

自分のサイトなら、ここまでの料金表でほぼ判断できます。クライアントのサイトで使うなら、確認すべきことが増えます。エディタ席は誰の請求に載るのか。納品時にワークスペースの所有権をどう移すのか。制作者が契約から抜けたあと、誰が支払いを続けるのか。そして、サイトをFramerの外へ持ち出さない前提を、その案件は受け入れられるのか。

この4点は公式ヘルプの記述だけで断定せず、検証用ワークスペースで権限移管を実際に試してから書くことにしています。

実測後に追記 所有権移管を実際に試した手順と結果、席料金がどちらの請求に載るか、そこから導いた「向いている案件・向かない案件」の判断軸を追記します。

WordPress・STUDIOからFramerへ移行するときの落とし穴(一部実測待ち)

移行を考えるとき、最初に見るべきは料金表の1行です。サイトのリダイレクトはProプランの機能です(2026年7月22日確認)。移行でURL構造が変わる場合、旧URLからの転送を張るにはBasicでは足りず、月$30(年払い表示)のProが起点になります。転送を張らずにURLを変えると、旧URLに付いていた検索評価は引き継がれません。

既存記事をCMSへ移す作業量(インポート経路の有無と手作業の範囲)と、移行で落ちやすいSEO要素の実際は、記事を1本移してから書きます。

実測後に追記 既存記事をFramerのCMSへ移す経路と手作業量、記事10本規模の移行にかかった実時間、移行しないほうがよいサイトの条件を追記します。

AIクレジットは実際どれくらいで尽きるか(実測待ち)

2026年6月の改定で、FramerのAI機能はクレジット消費型になりました。公式ブログに載っている消費の目安は次のとおりです。

操作消費の目安
ランディングページ1枚の生成約300
ページのレスポンシブ化約150
大きな編集約100
小さな編集約50

付与量はBasicが月1,000、Proが月3,000です。無料プランは「500」ですが、この500の付与サイクルは公式内で表現が揃っていません。料金ページのプラン欄は「500 credits to try」で、試用分の500と読めます。一方、公式ブログとFAQ側は「毎日リセットされ、繰り越しはなく、月の合計はBasicの1,000未満に収まる」という説明です(いずれも2026年7月22日確認)。公式の表記が割れている以上、どちらが実際の挙動かはダッシュボードの残量表示で確かめてから書きます。

実測後に追記 検証サイト1本をAI生成で作ったときの実際の消費量(作業前後の残量スクリーンショットつき)と、無料プランのクレジットが翌日に戻るかどうかの結果を追記します。

Framerを使ってわかった不便な点(実測待ち)

この節は、検証サイトを作る過程で実際に手が止まった記録だけで構成する予定です。

実測後に追記 何をしようとして、どこで手が止まり、どう回避したか。回避できなかったものも含めて追記します。

よくある質問

無料のまま使い続けられますか?

使い続けられます。ただし公開はFramerのサブドメインに限られ、帯域は1GBです。独自ドメインで公開する段階になったら有料プランが必要です。

独自ドメインはどのプランから使えますか?

Basic(月$10・年払い表示)からです。無料プランでは独自ドメインを接続できません。

Scaleプランはなくなったのですか?

2026年6月16日の公式発表で廃止されました。現在のプランはFree、Basic、Pro、Enterpriseの4本です。調べている記事にScaleプランが現行として載っていたら、改定前の情報です。

Framer Motionと関係はありますか?

由来は同じFramer社ですが、現在は別のプロダクトです。Framer Motionは「Motion for React」と改称し、motion.dev で提供されています。この記事のFramer(Web制作ツール)とは別物です。

まとめ

Framerの料金はFree、Basic、Pro、Enterpriseの4本で、編集する人を増やすと席の料金が別にかかります。2026年6月に大きな改定があったばかりなので、料金を扱う情報は「いつ確認されたものか」を最初に見てください。この記事の数字は2026年7月22日に公式サイトで確認したものです。

冒頭の取り違えに戻ると、いまのFramerは「Figmaの代替」でも「Reactのライブラリ」でもなく、デザインした画面をそのまま本番サイトとして運用するツールです。その一体構造が速さの源泉であり、同時に「Framerの外へ持ち出せない」という判断材料でもあります。実測待ちとした項目は、検証サイトを作り次第この記事に追記します。

更新履歴

  • 2026年7月22日:初版公開。料金・機能は同日時点で公式サイト(料金ページ・公式ブログ・ヘルプ)を確認。

この記事を書いた人

青松。Web制作とSEOを本業とするフリーランスです。クリニックなどのクライアントサイトの制作・検索流入の改善を直接請けながら、海外のAI・自動化ツールを実務に組み込んで使っています。このサイトでは、実際に使ったツールだけを公式情報の確認日つきで日本語にしています。